戌の日と腹帯 | 安産祈願のお参りに水天宮へ!
こんにちは、オトンです。
先日4月22日、「あれ」に行ってきました。
あれでわかるでしょう。
犬の日ですよ。
正確には戌の日。犬ちゃん可愛いですよね。ちょっとうざい感じで書き始めましたが、これも嫁さんから相談されたのがきっかけでした。
「戌の日、近いみたいだけど行かない?」
「???」
いつもこんな感じですけど、
私の頭には本気ではてなマークが3つほど浮かんでました。そして気付きました。
30年以上生きてきたけど、犬の日知らない。
2月4日はぷよぷよ(2424でぷよぷよ)の日みたいに、1月◯日が犬の日みたいな感じと思ったけど、思いつかないし、聞いたことない!なんだよ犬の日って。ねこの日はないのかよ!てか物知りだな嫁!(2月22日がねこの日でした。にゃーにゃーにゃーだそうです)
必死で知ってるふりをしようかと思いました。
でも、犬の日に行くってどこに行くんだ?
イクってなんだよ。
犬の日にイクってなんなんだよ!!!
◎戌の日
自分が知らないということを認め、
嫁に聞いてみました。
嫁は小学生に諭すように、ものすごく優しく教えてくれました。
そもそも犬の日ではなく「戌の日」だそうです。
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の「11番目の戌」です。12日ごとにやってくるようで、だから戌の日って一年間にたくさんあるんですね。
たとえば、2016年ならこんな具合。
その戌の日というのは、5ヶ月に入った最初の日に、
妊婦がお腹に布地のものを巻く腹帯を巻いて安産を祈る日本独自の風習のことだそうです。
なんで戌の日に安産祈願をするかというと、戌は子沢山でお産が軽いというものとのこと。
イクというのは、「安産祈願に神社に行く」という意味だったそうです。
安産祈願を行う神社は、どこでもいいようですが、安産に関わる神社のほうがよいようです。パパママ部は東京住まいなので、
「水天宮」
「子安神社」
「大國魂神社」
が近くて有名みたいです。
嫁さんと話し合った結果、4月22日の「戌の日」に水天宮に行ってみることにしました!
◎はじめての戌の日。はじめての水天宮。
BBクイーンズの「ドレミファだいじょーぶ」を脳内ループさせながら、嫁さんと一緒に水天宮に向かいました。
水天宮は、東京都中央区にあります。半蔵門線に乗って向かいました。
「水天宮があるから水天宮前」というバス停みたいなのが最寄り駅。
着きました。
え・・・・・・
近っ!
駅改札を出てすぐ撮った写真です。
うかつでした。駅出てすぐだったようです。
平日の日中、しかも東京の有名な神社、天気もいいし、嫁さん体調良さそうだし、最近久々にデート的な感じで散歩しながら、水天宮に向かおうと思っていた矢先、駅降りたら、ツイてました。
当たり前ですよね、「水天宮前」なんだから。
バス停みたいな駅名にしやがって。
私たちは気を取り直して、水天宮本殿に向かい、1分とかからず到着しました。
水天宮は、江戸時代から安産、子授けの神様として、信仰されてきた神社です。けっこう古い感じなのだろうかと思って、着いてみるとびっくりしました。
キレイ!
新しい!
人多い!
それもそのはず、2016年4月7日に、新社殿が公開になったのだとか。江戸鎮座200年を記念して2013年3月1日から今年の4月7日までは、工事中となり、仮社殿が別のところにあったのだ。
おお、なんかついてる。
出来立て水天宮新社殿。
心なしか晴れやかな気持ちになってきました。
13時ごろに着きましたが、人は多かったです。平日にもかかわらず、100〜200人はいた気がします。
なかでも行列ができているところがありました。
おお!
ワンコ2匹。
お犬様がおふたり。
像として鎮座しています。
どうやら、この親子犬の頭を撫でると子宝に恵まれるのだそうです。こういった迷信めいたステキな風習って日本ならではですよね。いいよなーと思いました。
まずは神社でお参りをしました。
その次に、犬の像です。
しかし・・・
今日の最大の予想外の展開。
動きません。
行列が減りません。
そして、暑い。
写真ではわかりにくいですが、かなり暑かったです。Tシャツにカーディガンを着ていたのですが、数分で汗が吹き出すレベルです。
横にいた嫁さんがつらそうにしていたのですが、「大丈夫?」と聞いても、「大丈夫」としか答えません。
その顔って大丈夫なときしない顔だよね。。。
直射日光が降り注ぐ中の長時間待っているのは大変そうだったので、
座ってていいよ、と伝えましたが、嫁もこの時ばかりは気合いが入ってます。意地でも犬の頭を撫で回すと息巻いていましたので、つらそうながらも、がんばっていました。
私がやったことといえば、バッグを持ってあげること。あとは、私が日陰を作ってあげるくらいでした。多分効果はなかったかも。
待つこと30分くらいでしょうか。
短いといえば短いのですが、妊婦の体にはきつかったと思います。
そして、僕らは撫で回しました。
うおーーーーーーー
神主さんがいたら、「頭はげちゃうよ!」って止めに入るレベルで撫で回しました。そして、写真をパチリ。
無事目的を果たしました。
いや、まだです。
水天宮での安産祈願は、お参りだけでなく、本殿での安産祈願、お守りや腹帯などの購入があります。今日は平日とはいえ、戌の日なので、かなりの人が来ています。
神主さんに聞いてみたところ、
「祈祷場所に入れる人数もあるから、次は30分か40分後だね〜」
と言われました。
嫁さんは暑さにやられたのか、犬の像を撫で回し疲れたのかわかりませんが、若干のグロッキー。私が仕事を中断しているのを気遣ってくれたのかもしれません。
結果、祈祷はせずに、腹帯と安産お守りを手に入れて帰ることにしました。
ちなみに水天宮では
1 御子守帯一式 4000円
2 小布一式 4000円
3 安産祈祷(昇殿参拝) 5000円
です。(2016年4月現在)
我々は1番の「御子守帯(みすずおび)一式」を選び、無事ゲットしました。
最後は、嫁さんも笑顔になっていました。
はじめての戌の日。はじめての水天宮でした。
ちなみに、御子守帯(みすずおび)一式の中身はこんな感じ。
袋の裏には、帯の巻き方が丁寧に書いてあり、同封のパンフレットには、水天宮や御子守帯の由来が詳しく載ってます。
以上、新米オトンでした。
オチはありません!