羊水検査の気になるまとめ(1)時期とリスク
こんにちは、新米オトンです。
今日は、先日受けてきた羊水検査のことをもう少し詳しく書いてみたいと思います。
我が家も例にもれず、最近、羊水検査を受けている人が増えているようです。
当然、高齢出産のケースが増えているのと、医学の進歩で「できるならやってもらおう」と考える人が増えたからだと思います。
実際、僕らのまわりでも、35歳以上で妊娠や出産を迎える人が多くいます。
羊水検査を受けるにあたって、事前のカウンセリングに行ったのですが、3組の夫婦でのグループカウンセリング。3人の妊婦さんは35〜40歳の年齢層でした。
●母年齢とダウン症候群の染色体異常の出生頻度
29歳 1/1000(※29歳でダウン症候群が1000人に1人)
30歳 1/952
31歳 1/909
32歳 1/769
33歳 1/602
34歳 1/485
35歳 1/378
36歳 1/289
37歳 1/224
38歳 1/173
39歳 1/136
40歳 1/106
41歳 1/82
参照『遺伝カウンセリングマニュアル』改訂第2版(南江堂)
考えてみれば当たり前ですが、高齢出産になればなるほど、ダウン症含め、問題を抱えて生まれてくる子どもの可能性が高まるので、必然的に出生前診断のカウンセリングを受ける人の年齢が上がるみたいですね。
僕らがそうだったように、多くの人が興味を持っているのは、
● いつから、いつまで検査を受けられるのか
● リスクはどのくらいか
● どのくらい費用がかかるのか
というあたりかなと思いますので、僕らが調べ、専門家に伺ったことをまとめてみたいと思います。
今回は、
「羊水検査の時期とリスク」
について書いてみます。
◎いつから、いつまで検査を受けられるのか?
羊水検査は、基本的に妊娠15〜18週目で受けられます。それ以前もそれ以後も難しいと言われています。もしも羊水検査のことを忘れていて、すでに過ぎてしまった、という方も医師や専門のところに相談してみてください。
ちなみに、僕らがお世話になったFMC東京クリニックでは、羊水検査は妊娠16週0日以降(2016年4月現在)に行います。嫁も16週目にやりました。
◎15週目までは何もしないの?
羊水検査を中心に書いてきましたが、いきなり羊水検査だけをやる人、最初から羊水検査を勧めてくるお医者さんはいないはずです。
なぜなら、出生前診断にはいくつかの段階があり、羊水検査はリスクのある診断法のひとつだからです。
妊娠初期の頃は、母体にも胎児にもリスクがない、血清マーカー検査(血液検査)と超音波検査などが行われることが多いようです。
僕らの場合は、その両方をセットで行うFMFコンバインド・プラスという検査方法を最初に行いました。
この検査は、11〜13週目で受けられる検査です。
この検査で93〜96%のダウン症候群の染色体異常を発見できるそうです。(2016年4月現在)確率上、これでほとんどのダウン症候群がわかるといっていいでしょう。ただ当然、100%ではありません。
さらに確実性の高い検査が、次の羊水検査になります。(絨毛検査や新型出生前検査<NIPT>もありますが、私たちは受けなかったので割愛します。)
羊水検査を行うことで、ダウン症をはじめとする全染色体の本数異常は、ほぼ確実に判明すると言われています。なので、できるかぎり、事前に胎児に異常がないかを調べたい人が受けるわけです。
◎羊水検査のリスク
でも、そこで気になるのが、羊水検査におけるリスクですよね。
僕らもそこがすごく気になりました。
羊水検査は、羊膜に注射器を刺して羊水を吸い上げるため、羊水の流出による流産の可能性もあります。一般的には、約0. 3%(300人に1人)といわれています。ただ、FMC東京クリニックの場合、実績数も多いため、リスクとしてはそれほど高くなく、だいたい0.06%(1600人中1人)くらいとのことです。(2016年4月現在)
そうはいっても、リスクがないわけではないので、羊水検査を受けるか受けないかは、夫婦でよく話し合う必要があります。僕たちも話し合いの時間はしっかり持ちましたし、羊水検査を受けるというその選択はベストだったと今でも思っています。
おっと、今日はここまで。
次回、羊水検査の費用について書いていきますね。
以上、新米オトンでした。