妊娠5カ月目ってどうよ&オトンの心構え
こんにちは、オトンです。
嫁が妊婦健診から帰ってきて、エコー写真を見せてくれました。
うーん、よくわからん笑
嫁いわく、手に顔をうずめている様子らしいです。
よくわからないものの「すっごい、動いてたよ−」という嬉しそうな嫁を見ていると、私もテンションが上がってきました!
ブログを書くにあたって「新米オトンという名前で行こー」と決めたもののまだ馴染みがない。しっくり来てないわけではなく、実感がありません。当たり前ですよね、まだ我が子が生まれてないんだもの。
ほんの5ヶ月前までは、ただのアラサーオッサン。フリーランスという名の自宅警備員、パソコンいじってるだけの男だったわけで。いきなりオトンです、といわれても、男は何も変わってないわけです。
一方、嫁は違います。妊娠ってこんなに大変だったんですね。町中で見る妊婦さんって幸せそうで、いつもニコニコしているイメージだったので、のんきに構えていましたが、想像以上に大変そう。
現在は、妊娠5ヶ月。
一番つらそうな時期を乗り越えて、少しずつ良い変化が出てきた気がします。
そこで僕は
「妊娠5か月ってどう?」
って嫁に聞いてみることにしました。
私「お腹出てきたね」
嫁「うん、そうだね」
私「お腹、蹴られる?」
嫁「・・・わかんない」
私「つわりひどい?」
嫁「余裕」
うーん、たしかにお腹は出てきましたが、妊娠って思ってたのと違うようです。嫁からの回答がツーンとしてる気がします。(笑)「お前ら男どもにわかるまい。もっと働け、稼げ、フォローせよ」と言われている気がしますね。(汗)フォローが足りなかったかな。
嫁がなかなか秘密の口を割らないので、本に逃げ込むことにしました。困ったときのたまごクラブひよこクラブです。ウソです。たまごクラブひよこクラブを買う勇気が出なかった私は、
嫁の仕事仲間から教えてもらった『はじめての妊娠・出産』(GAKKEN)です。
◎妊娠5ヶ月
この本によると妊娠16週目〜19週目にあたるそうです。この頃になると、妊娠は中期と呼ばれる期間なっています。すでに赤ちゃんの外形的な部分はつくられており、現在は細かい部分がつくられている最中のようです。
具体的に言うと
・手の爪が生え始める
・指紋が出来る
・皮下脂肪がついてくる
・心臓の鼓動が強くなり、心音が聞こえてくる
・眉毛が生えてくる
・女の子の場合、卵子のもとになるものができる
とのこと。
おおおおおお!!
思っていた以上に赤ちゃんやん!
想像以上に成長してきています。
本を読んでこんなにうれしい気分になったってこと、あります?
ないですよ。こんなに感動した本なんてありますか。ないですよ。あるわけないですよ。ですよ。
火花が240万部なら、1200万部くらいの感動ですよ。101匹ワンちゃんとかフランダースの犬とか読んだとき以来の、いやそれ以上の感動ですよ。
嫁さんに伝えました。
「へー」
・・・・・え?
いやいや、うそでしょ。
まさかね。
そんなトリビアの泉的なリアクションで笑わそうとしてるんでしょ。古いよ嫁。だってね、赤ちゃんの成長って妊婦ほど嬉しいでしょ。男以上に女性のほうが嬉しいものでしょう。何、「私そんなこと知ってましたよ」的スタンスで、斜に構えて、喜びをおさえているんでしょ。
きっとそうです。
そのことを突っ込むというのも野暮なんで、あえてスルーしてやりましたよ。平静を保っているようですが、心の中では鼻水垂らしながら喜んでるはずなんです。
感動が一段落したところで、気を取り直して、1200万部分の感動が詰まったGAKKEN(学研)に目を戻します。
次のページをめくると、こんなことが書いていました。
「必ず受けたい両親学級・母親学級」
・・・・・ん?
”両親学級・母親学級とは、妊婦さんやその夫のために自治体や病院・助産院の主催で行われる妊娠、出産、育児について知識や情報を提供してくれる講座です。2〜4回のコースで構成されていることが多く、1回目はたいてい安定期に入ったころに、ぜひ参加しましょう”
ん?
私「嫁さん、両親学級・母親学級ってあるらしいよ」
そう言うと、嫁は死んだ目をしながら言いました。
「知ってるわ。こないだ私行ってたやろ」
「今あんたが言った子どものこと、全部もう聞いとるわい」
「ついでにいえば、その本、私全部読んでるし。あんた今頃読んでるの?」
このあと私は、数十分にわたり、言葉の攻撃を受け続けました。
どうやら、嫁さんは母親学級で、僕よりたくさんの情報を得て、さらにいくつかの妊娠に関する書籍を読んでいたようです。
それもそのはず、子どもを身ごもっているのは妊婦。つらいつわりも乗り越えてきたのも妊婦。今後どういう状況になり、子どもがどういった状態になるか男の僕より100倍くらい気にしているのです。
それなのに私ときたら、GAKKEN(学研)の本を2ページ読んだだけで、延々と喜び勇んで、又吉の火花に例えたりしていたのです。嫁さんが苛立つのも無理ありません。
私は真摯に反省をし、本に逃げ込むのをやめ、嫁さんの言葉に耳を傾ける努力をしようと思うに至ったのです。